インプラント治療の流れ
一般的なインプラントの治療手順は次のようになります。

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01インプラント体を埋め込みます
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02歯肉を縫合し1~3ヵ月の安静期間をおきます。
インプラント体を入れてから被せ物をするまでの安静期間は下あごで1~2ヵ月、上あごで1~3ヶ月です。治療終了までは期間が少しかかりますが、成功率や術後のインプラントを長くもたせるためにはどうしても必要な期間となります。
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03インプラント接続部分の連結治療と型取りを行い2週間ほどの安静をおきます。
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04被せ物をして治療終了となります。
治療法によっては「1日インプラント」と言われる、治療期間をもっと短くする方法があります。
「即時荷重」という術式なのですが、インプラント体を入れてすぐに被せ物をしてしまう方法です。
その日のうちに噛めるようになります。
即時荷重インプラント治療
インプラント体を入れてすぐに(48時間以内が国際定義)仮の人工の歯を被せる方法。
メリット
- 手術後に歯があるため食事や会話に支障が出にくい
- 通院回数が少ないため患者さんの負担が軽い
- 歯のない期間がない
デメリット
- その日の治療時間がながい
- 生着が妨げられる危険性がある
- 患者さんの骨によって適応できない場合がある
- 全ての歯科で受けれるわけではない

その日のうちに噛めるというメリットはあるのですが、インプラント体と骨とがしっかり結合していない時期に強い噛み合わせの力がかかると骨とインプラント体が結合しなかったり、感染して骨が吸収してしまうというリスクがあります。
治療期間を短くするには、どこかのステップを省略する必要があります。
省略すればするほど、インプラント体と骨が結合せず、長くもたないリスクがどんどん大きくなります。
当院では、無理な治療期間の短縮はいたしません。

1~2か月治療期間が長くなっても、安心して長く使えるインプラントを行うことが大切だと考えているからです。
またそれが、将来的な患者さんのメリットになると思っております。
どうしてもお時間・期間などがご都合により取れない場合はご相談ください。
患者さん一人ひとりに合わせた治療や流れをご提案させていただきます。